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木の家のこと、松島のくらしのことをお届け いえのわスタッフのブログ

髙橋 芳人

2007年6月30日(土曜日)

タカハシ建築工房で作る屋根 欠陥住宅を作らない会松島支部

外観4
宮城県は松島で健康な住まいを追求する タカハシ建築工房のタカハシです。
雨が少なく梅雨らしくない宮城県、最近ようやく少し雨が降りました。
夏の水不足や稲作が少し心配になりますね。
さて、今日は屋根のお話
屋根君はこの梅雨季節、これから訪れる台風の季節に大きな威力を発揮します。
木で出来ている建物、自然素材の建物を濡らす事なく守ってくれるのが屋根ですね。
そうです。普段見る事の無いような屋根が、実はとても重要なのです。
今までタカハシ建築工房のブログを見ていただいている方、
見学会に来て頂いた方で屋根について何か気が付いた方は居ませんか?
タカハシ建築工房の屋根はフツーの三角屋根が多いな?
結構屋根が単純だよね?
そう感じた方も居ると思います。
実際にこんな屋根や
PICT6486.jpg
こんな屋根
木の香る家01
シンプルな形の屋根が多いのです。 なぜでしょう?
1級建築士として設計すると、デザインに凝った屋根も作りたいという気持ちもあります。
庇の無いBOXのようなデザイナー住宅も作ってみたいと思います。
しかし、タカハシが独立する前現場監督として建物のトラブルや改修工事で様々な屋根の姿を実際に見てきましたし、修理してきました。
そして現場で得た良い屋根の条件は
シンプルな形&しっかりとした庇 = 三角の屋根 これだったのです!
「木の香る土佐和紙の家」模型
本音としては建物の設計で色々遊んでみたいなと言う気持ちが無いわけではありません。
しかし、
タカハシ建築工房が作る住まいは
自分の家族が住んでも安心して住める家
これが第一優先

だから、お客様にもタカハシが経験で得た最も良い屋根の形を提案すべきであり、
リスクを承知でデザインに凝ったり、奇抜なものを提案すべきではないと自分を戒めています。
そうすると、デザインや設計者の遊び心よりもお客様のメンテナンスの手間、数十年後の補修の際の修理代、そして屋根の寿命を優先させると三角の屋根になってしまうのです。
タカハシ建築工房では
シンプルで、家族の健康にやさしく、長持ちする住まいをこれからも作っていきたいと考えています。
屋根君にはこれからもしっかり雨・雪から住まいと家族を守り長持ちしてほしい!
頑張れ! 屋根君!